カテゴリー: テーマ作成

  • WordPressテーマを作り始める。Initializr HTML5 というhtmlなテンプレートを元に。【テーマ作成 ①】

    WordPressテーマを作り始める。Initializr HTML5 というhtmlなテンプレートを元に。【テーマ作成 ①】

    WordPressのテーマを作る。テーマを作るための下準備・知っておいた方がいいこと。 からの続きになります。

     

    1から作るとは言ったものの、0から作るのは時間がかかるので、WordPressのテーマ用ではないHTML5なテンプレートを元に作っていきます。

    せっかくなんで対応バージョンは3.6以上をターゲットに。

    「テーマなんて作ったことないよー(つд⊂)エーン」なひとはいっしょにぜひ。

    順次 Github にコミットしていきます。(最初張り切って英語でコミットしてますがそのうち日本語になるはず

    WordPressに超絶詳しいわけでは全くないので不備等あったら是非コメントくださいまし。

    自分でテーマを作ることのメリット

    メリット、考えてみました。

    • ソース全部を把握できる…はず
    • テーマの更新に惑わされない
    • やりたい放題
    • 色々試せる
    • 日本語だけに対応すればいい(日本用なら
    • 作りながらWordPressの勉強ができる

    こんな感じですかね。やっぱり実際に打ち込んで動かさないと覚えられないです。

     

    自分でテーマを作ることのデメリット

    対してデメリットも考えてみました。

    • 飽きる
    • やる気と比例してクオリティが上下(下がりがち
    • セキュリティ云々とかよくわかんない
    • こんな記事を書いたりすると怖いひとに突撃されるかもしれない

    デメリットはないも同然ですね!

    失敗して学ぶことの方が多いと思います。継続することが大事、あきらめないように。

    わからないところは学びながらやればいいんですよきっと。

     

    Initializrってなによ

    HTML5 Boilerplate という HTML5 のフレームワークをベースにしたHTML5テンプレートのジェネレーターです。

    HTML5 Boilerplate についてはHTML5カルタでおなじみの webcre8 さんが詳しく書いてらっしゃるので見ればいいと思うよ!

    簡単に言うと “HTML5でマークアップされた便利な機能がいっぱい詰まったテンプレートだよ” ってやつです。

     

    Initializr でテンプレートを生成

    まずは Initializrサイトへ。

    デモを見るもよし、ドキュメントを見るもよしです。

    レスポンシブなほうが望ましいのでレスポンシブをクリックしカスタマイズ画面へ。

    流行りのれすぽん
    流行りのれすぽん

    クリックするとチューニングが開き、カスタムできます。

    モバイルファースト等、とりあえず全部選んで Download it!

    だうんろーどいっと
    だうんろーどいっと

    Initializr のファイル構成

    jQuery の開発版以外はフルで選択しましたので色々詰まっています。

    ファイル構成はこんな ↓ 感じ

    initializr
    │  .htaccess
    │  404.html
    │  apple-touch-icon-114x114-precomposed.png
    │  apple-touch-icon-144x144-precomposed.png
    │  apple-touch-icon-57x57-precomposed.png
    │  apple-touch-icon-72x72-precomposed.png
    │  apple-touch-icon-precomposed.png
    │  apple-touch-icon.png
    │  crossdomain.xml
    │  favicon.ico
    │  humans.txt
    │  index.html
    │  robots.txt
    │  
    ├─css
    │      main.css
    │      normalize.css
    │      normalize.min.css
    │      
    ├─img
    └─js
        │  main.js
        │  plugins.js
        │  
        └─vendor
                jquery-1.10.1.js
                jquery-1.10.1.min.js
                modernizr-2.6.2-respond-1.1.0.min.js

    シンプルな構成ですね。

    とりあえずこれフォルダごとをWordPressのthemesフォルダ( ~/wp-content/themes/ )に入れちゃいまして進めます。

    フォルダ名はテーマに付けたい名前に変えておきましょう。※空白・日本語はダメです

    もちろんWordPressテーマでないためこのままではテーマとして認識しません。

    WordPressテーマに作り変えていく

    いよいよです、ここからはWodrdPress Codexに従って触っていきます。

     

    まずは style.css を作成

    テーマを触ったことがある人なら見たことがあるかも、これがないと話になりません。

    テーマの情報(スタイルも)を記述するところ。

    Codexのサンプルより

    /*
    Theme Name: Twenty Ten
    Theme URI: http://wordpress.org/
    Description: The 2010 default theme for WordPress.
    Author: wordpressdotorg
    Author URI: http://wordpress.org/
    Version: 1.0
    Tags: black, blue, white, two-columns, fixed-width, custom-header, custom-background, threaded-comments, sticky-post, translation-ready, microformats, rtl-language-support, editor-style, custom-menu (optional)
    
    License:
    License URI:
    
    General comments (optional).
    */

    style.css という名前で新規ファイルを作りサンプルをコピペして適宜変えます。

    /*
    Theme Name: テーマ名(日本語でも可)
    Theme URI: テーマのURL
    Description: テーマの説明
    Author: 作成者
    Author URI: 作成者URL
    Version: バージョンナンバー
    Tags: タグ
    
    License: ライセンス形式
    License URI: ライセンスURL
    
    ここは好きに記述
    */

    ちなみにぼくはこう。

    /*
    Theme Name: Hoho
    Theme URI: http://hayashikejinan.com
    Description: hoho theme for WordPress.
    Author: hayashikejinan
    Author URI: http://profiles.wordpress.org/hayashikejinan
    Version: 0.1
    Tags: orange, two-columns
    
    License:
    License URI:
    
    好きに書いていいところ
    */

     

    index.php を作ってテーマとして認識させる

    style.css でテーマの記述が終わったので次は index.php を作ってテーマとして認識できるようにします。

    といっても、テンプレートに index.html があるのでリネームすればOKです。

    拡張子が見えないひとは見えるようにしておきましょう。(ついでに 404.html も 404.php にしておく

     

    リネームができたらWordPress管理画面より 外観 > テーマ へ。

    できてる!
    できてる!

    テーマを有効化して確認

    有効化してやります。

    おー
    おー

    サイトを表示してみます。

    まっちろ
    まっちろ

     

    cssが読み込まれず、管理バーも表示されません。

    ここからWordPress独自のテンプレートタグを使って組んでいきます。(ここまでをダウンロード

     

    つづくはず

  • WordPressのテーマを作る。テーマを作るための下準備・知っておいた方がいいこと。【テーマ作成 ⓪】

    WordPressのテーマを作る。テーマを作るための下準備・知っておいた方がいいこと。【テーマ作成 ⓪】

    テーマ、作ろうと思いまして。

    せっかくなんで色々順序を追って一通りできるまでを記事にしていきます。

    テーマ作成はローカル環境で行うため、既にローカルでWordPressが動いているひと向けです。

     

    WordPressのコーディングスタンダードをチェック

    コーディングスタンダードというのはまぁ簡単に言うと、

    「書き方は統一しようぜ!」

    です、インデントや空白の扱い、クラス名の命名規則等細かくあります。

    できるだけ則ったほうがいいので目を通しておきましょう。(全部書こうとしたんですけどCSSのところで3,000字超えたので別途いずれ)

     

    テーマ開発に必須なプラグインを入れる。

    テーマを作るなら必須です。

    Theme Checkでエラーが出まくる非公式テーマ、よく見ます。

     

    Theme-Check

    最新のWordPressに則った仕様になっているかテーマをテストするための開発ツール。

    Theme Check サンプル画像
    Theme Check サンプル画像

     

    Theme Check サンプル画像2
    Theme Check サンプル画像2

     

    Debug Bar

    デバッグモード有効時、管理バーにデバッグメニューを追加してくれます。

    クエリ・キャッシュ・および他の有用なデバッグ情報を表示。

    Debug Bar サンプル
    Debug Bar サンプル

     

    デバッグ情報が。
    デバッグ情報が。

     

    テーマ開発に便利なプラグインを入れる。

    必須、とまでは言わないですけどもあると捗るやつです。

    ぼくは入れてます。

     

    Debug Bar Actions and Filters Addon

    必須のところで紹介しました Debug Bar に Action Hooks と Filter Hooks の情報が追加されます。

    Action Hooks
    Action Hooks

     

    Filter Hooks
    Filter Hooks

     

    Show Current Template

    日本の方が作られたプラグイン。

    表示しているページで読み込まれているテンプレートファイルを表示してくれます。

    マウスホバーで
    マウスホバーで

     

    見られます
    見られます

    こんなところです。

     

    ホホまとめ

    海外製のテーマは英語だとしゅっとしてるんですけど日本語にするともっちゃりしてしまったり。

    色々弄ってると結局よくわからないことになったりしません?

    いっそのこと自分で作ってその過程で色々さらに勉強できるのでそうしようかと。

    次回よりテーマ作成進んで行きます。といってもまるごと1から作るのはさすがにあれなんでhtmlフレームワークを使おうと考えてます。

     

    某イベントで「WordPress公式ディレクトリに登録されていないテーマは危険!」という話があったようで。

    試しに色々と見てみましたら Theme Check でエラーいっぱい、デバッグモードでエラー吐く、などが見受けられ。

    あーあー…みたいに思うわけですよ。