先日php関連のニュースをどっかで見まして、php5.5からはphpデフォルトのコードキャッシュがAPCからZendOptimizer+に置き換わる、っということで。
ちょっとphp本家の当該ページを覗いてみました。
…ふむふむ。どうやらAPCよりZendOptimizer+のほうが速いらしいです。
ベンチマーク表もありました。
速いということなので早速ローカルのxamppに導入しようかと。
あとはまぁ新しいもの好きなので、血が騒ぐというかなんというか。
※手順はwindows7 x64 + xampp x86環境になります。
ZendOptimizer+をxamppへ導入するための要件
- phpがローカルで入ってること
- phpinfoでphpバージョンの確認をしておくこと (設定変えてなければこのリンクで見られます)
- なんらかのテキストエディタ
- めげない気持ち
こんなところですかね。APCと共存はできないということです。
ZendOptimizer+をインストールする
ZendOptimizer+の入手
windowsだとコンパイルめんどうかつめんどうなので、コンパイル済みのライブラリを使わせてもらいましょう。
http://windows.php.net/のダウンロードディレクトリから確認したphpバージョンに該当するものを選択。
- ts: Thread Safe、スレッドセーフ版です。安定。
- nts: Non Thread Safe、ノンスレッドセーフ版。安定ではない。
のでぼくはts版を選択。
ZendOptimizer+をphpに導入
ダウンロードしたzip内の php_ZendOptimizerPlus.dll
を使います。
xamppが入ってるディレクトリを確認して xampp\php\ext\ の中に dll をコピーしましょう (普通のひとは c\直下だと思います)。
ZendOptimizer+を使うようにphp.ini設定する
xampp\php\php.ini をなんらかのテキストエディタで開く。
APCが有効になっているとダメなので apc.enabled を検索してみる。
# もしAPC関係が有効であれば先頭にセミコロン ; をつけてコメントアウトすること ; APC ; ;extension=php_apc.dll [APC] ;apc.enabled = 1 ;apc.shm_segments = 1 ;apc.shm_size = 64 ;apc.max_file_size = 10M ;apc.stat=1 # ↓これを追加すればおk。相対パスは使えないっぽいので環境に合わせてパスは要変更 [Zend] ; ZendOptimizerPlus ; zend_extension = "E:\xampp\php\ext\php_ZendOptimizerPlus.dll" zend_optimizer.optimization_level=15
ZendOptimizer+が有効になったか確認する
1. 設定ファイルを書き変えたら保存して、ローカルサーバー (apacheでしょうか) を再起動
2. ローカルのphpinfo (設定変えてなければこのリンクで見られます) を確認。
3. with Zend Optimizer+ v7.0.1-dev~ って行が増えてればOK。(ページ内検索で Zend Scripting を検索かければいいと思うよ。)
ホホまとめ
新しいものってなんでこう楽しいんでしょうか。
入れるだけで「やったった!!」っていう気持ちになれる不思議。
え、速度的にどうかって?そんなことはどうでもいいんですよ速くなった気がします。
ZendOptimizerPlusをxmappに入れる。php5.5以降はAPCから置き換わるそうな。